IPGメンバーシップ、会員企業数が20社以上に到達

IPジェネレーター株式会社(以下「IPG」)は、製薬会社の効率の良い創薬機会へのアクセスを目的として設立した「IPGメンバーシップ」を運営しております。本日、IPGメンバーシップに賛同する会員企業数が国内外製薬企業を中心に20社を超えたことをご報告いたします。会員企業数は現時点で、21社のうち8社が海外グローバルファーマであり、世界製薬企業売上トップ15社(当社調べ)のうち7社に会員契約を締結いただきました。IPGはその意義を以下のように考えております。

IPGは、創薬シーズから高品質の臨床開発候補品を効率的に創出する「創薬プラット    フォーマー」です。IPGは、多様な創薬シーズから高品質な臨床開発候補品を継続的に創出することで、業界標準よりも安価な創薬機会を製薬会社に提供します。そのことにより製薬会社の研究開発活動はコスト、スピードの観点から大幅に効率化され、必要とされる人々に対してより求めやすい医薬品の提供を可能とし「未充足の医療ニーズに対する解決策と医療費削減」による社会貢献を果たします。

IPGは上記の社会的課題の解決に貢献するために、1)高品質な臨床開発候補品を継続的に創出すること、2)製薬会社が多種多様な創薬機会に効率よくアクセスできる仕組みをつくること、を重要戦略の2つの軸と考えております。

1)高品質な臨床開発候補品の継続的な創出

IPGは、アクセリード株式会社(以下「アクセリード」)及びAxcelead Drug Discovery  Partners株式会社(以下「Axcelead DDP」)との包括的業務提携契約により、アクセリードおよびAxcelead DDPが持つ貴重な創薬研究データやノウハウを有望な研究シーズ・プロジェクトの選定に活かします。また、国内外の製薬会社の前臨床段階で戦略的理由により、開発が中断された創薬シーズに加えて、グローバルにアカデミアから創薬シーズを取り込みます。既に国内最高峰の研究機関、米国の有力大学および世界的な研究機関との協業について検討を開始しています。それらに留まらず、アカデミアパートナーの開拓に努めます。

更に、以上の取り組みから獲得される創薬シーズに対する成功確率の高い独自の優先順位をつける仕組みを構築します。製薬会社(顧客)の観点からのニーズを取り込む仕組みとして、IPGメンバーシップ制(以下2)参照)の活用がその1つです。IPGは、総合的にプロジェクトの優先順位を決定することで、成功確率の高いプロジェクトポートフォリオを形成します。

2)製薬会社が創薬機会に効率よくアクセスできる仕組みの構築

当社が運営する「IPGメンバーシップ」の会員企業は、IPGプログラムの内容、進捗を無料で随時確認でき、IPGプログラムの中から興味のあるプログラムを複数選択してIPGに伝えることで、IPGプロジェクトの優先順位付けに影響を出すことができます。製薬会社はIPGメンバーシップに参加することで、自分たちのニーズにマッチした前臨床段階の創薬シーズの導入機会を増やすメリットがあります。これにより、IPGは多くの製薬会社(顧客)の固有のニーズを把握し、プロジェクトの優先順位付けに活用できるばかりではなく、顧客との接点を増やしてニーズを理解することで、導出機会を増やすことができます。

IPGの代表取締役社長である飯野 智は、「賛同する会員企業が現時点で21社に達したIPGメンバーシップは、製薬会社が革新的な創薬機会に効率よくアクセスできる仕組みとして大きな意義を持つと考えます。未充足の医療ニーズに対する解決策と医療費削減という社会的課題の解決に貢献するために、引き続き会員数の拡大と創薬プラットフォーマーの役割を果たすことに努めて参ります。」と述べています。

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