株式会社IPガイアとマイアミ大学、創薬候補評価に関する契約締結を発表

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株式会社IPガイア(東京都港区愛宕、取締役社長CEO:山口泰範、以下「IPG」)とマイアミ大学は、マイアミ大学がIPGとともに創薬候補の開発を目指す契約を締結しました。

本契約によりマイアミ大学は創薬ターゲットを提案し、IPG はリード化合物やモダリティの同定・開発を行い、製薬企業への臨床開発候補化合物のライセンス供与を目指します。IPGは、グローバルのアカデミアや製薬企業を含む幅広い研究機関から創薬シーズの提供を募っており、国内外での展開を着実に進め、今回、マイアミ大学が11番目の学術機関(日本:5機関、米国:5機関、シンガポール:1機関)として加わりました。IPGは、革新的な医薬品の効率的な創出を目指し、医療費の削減や医薬品へのアクセス拡大を通じて、グローバルな社会課題の解決に貢献したいと考えています。

本契約の締結に際し、マイアミ大学のイノベーション担当副学長であるNorma Kenyon博士は、「私たちの研究者が自身の革新をさらに発展させるための新たな手段を得られたことを非常に嬉しく思います。IPGは、マイアミ大学の研究者が最先端技術を市場により近づけることを可能にします。」と述べています。

IPGの取締役社長CEOである山口泰範は、以下のように述べています。「米国トップクラスの研究大学の一つであるマイアミ大学と本契約を締結できたことを大変光栄に思います。このパートナーシップにより、IPGは最先端の創薬シーズを活用し、より効率的に革新的な医薬品を開発することが可能になります。IPGは医療費の高騰や健康寿命の延伸といったグローバルな課題に取り組むことを約束します。」

【IPGについて】
IPGは、株式会社ウィズ・パートナーズ(本社:東京都港区、取締役社長 CEO:藤澤朋行)が運営するヘルスケアNew プラットフォーム・ファンドの 100%子会社として、2021年10月26日に設立されました。IPGは、有望な研究シーズ・プロジェクトを選定、研究開発後に取得した知的財産を製薬会社に導出します。これにより、製薬会社は高品質・短期間・低コストでの新薬開発を可能とし、研究開発パイプラインの継続的な補充、且つ水平分業モデルを加速化出来るようになって、研究開発活動の効率化に大きなインパクトを与えると期待されます。その結果として、各国の医療費削減という社会的課題解決に貢献していきたいと考えています。

【マイアミ大学について】
マイアミ大学は、世界でも最もダイナミックで多文化的な都市に位置する、アメリカ有数の研究大学です。同大学は年間4億5600万ドル以上の研究費およびスポンサープログラム費を誇り、権威あるアメリカ大学協会(AAU)に加盟しています。全米の4年制大学のうち、AAUに招待されるのはわずか3%で、研究と学術の幅と質が評価されます。このような研究の大半はMiller School of Medicineで行われていますが、海洋科学、工学、教育、心理学など、他の多くの分野でも数百の研究が進行中です。